防食ライニング・止水工事

コンクリート構造物の保護

コンクリート構造物は塩害、中性化に伴う鋼材の腐食、凍害など様々な要因で劣化していきます。
コンクリート構造物を劣化環境から守るため、瞬間硬化性に優れたスプレー工法により、防食・防水・保護を施し躯体を長寿命化させます。

下水道施設防食ライニング工事

コンクリート構造物は、塩害、中性化などにより劣化が進みますが、下水道施設内では下水から発生する硫化水素による腐食が主な劣化原因となります。
長期間の閉鎖が難しい下水道施設ではコンクリートを厳しい腐食環境から保護する際に、スプレー工法による樹脂吹付けを行います。瞬時に硬化するため短工期での作業を可能とします。

特長

1
瞬間硬化性
スプレー後は瞬時に硬化するため、他工法に比べ大幅な工期短縮が可能です。
2
温度、湿度に無関係に硬化
夏期や冬期、気温や湿度に関係なく塗膜が瞬時に硬化します。
3
天井面、壁面での施工性は抜群
スプレー施工のため、形状を選ばず均一な厚さの被膜層が形成可能です。天井面、壁面に対してもダレることがありません。
4
高性能な被膜層を形成
耐薬品性、耐熱性、接着性、ひび割れ追従性、耐磨耗性、防水性に優れています。

コンクリート構造物の止水

コンクリート構造物の止水工事、漏水補修を行います。雨漏り・地下湧水から建造物を守ります。コンクリートのひび割れや打継ぎ部から漏水が生じると、美観の低下や鉄筋腐食による耐久性の低下といった問題が発生します。
漏水の状況を把握し、原因を見極め、適切な対処をすることが大切です。

TACSS工法

水と反応するが水に溶けない安全な薬液を注入する漏水止水工法です。
TACSS薬液は、水に溶けにくいため水によって希釈されません。水との反応により膨張し、炭酸ガスを発生させ微細な気泡としてひび割れ内に分散します。ひび割れへの薬液の浸透を促進し、注入量に対して数倍大きな止水性のある固結物を得ることができます。
水が流れている状態でも止水でき、固結後は水圧が高くなっても漏水することはありません。固結物は、化学的に安定でありコンクリートに対する接着力、耐久性にも優れます。

浴室

サッシ廻り

天井

地下通路

特長

1
水と反応するが水に溶けない薬液
水に接触した薬液は、水自身が硬化剤の役割を果たし強固なゲルを形成します。
2
注入量の数倍の固結体が得られる
水との反応により膨張し、炭酸ガスを発生させ微細な気泡として分散します。
3
地下水を汚染しない
ゲルは疎水性で水に溶けにくいため、地下水を汚染することはありません。
4
高強度で止水性の高い固結体
生成されたゲルは、ウレタン樹脂特有の強い接着性によって土粒子を相互に強く接着させます。そのため、高強度で止水性の高い固結体や止水層が形成されます。